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玉手箱対策:出題形式・例題・練習方法をまとめて解説

玉手箱は、日本エス・エイチ・エルが提供するWebテストです。新卒・中途の総合職の選考で広く使われ、能力検査は計数・言語・英語の3科目です。特徴は、1つの科目で同じ形式の問題が最後まで続くことと、1問あたりの時間がとても短いことです。対策の中心は、形式ごとの解き方を決めておき、時間を計って解く練習を重ねることです。このページでは出題形式の一覧、オリジナル例題4問と解説、今日から使える無料の練習テストを紹介します。

PrepClubs編集部 2026年10月22日更新

玉手箱対策のポイント

受検する科目と形式は企業ごとに異なります。計数は四則逆算・図表の読み取り・表の空欄の推測、言語は論理的読解・趣旨判定・趣旨把握のうち、各1形式が出るのが基本です。1問あたりの時間は形式によって約10秒から1分強しかないため、まず形式ごとの解き方を覚え、時間を計った練習でスピードを上げましょう。

四則逆算
50問/9分
ワンキャリアの目安
図表の読み取り
29問/15分
ワンキャリアの目安
言語(論理的読解)
32問/15分
ワンキャリアの目安
PrepClubs無料テスト
30問/36分
計数・演繹・帰納、解説付き
テストの言語このテストは5言語で受験できます

30問・36分、全問に日本語の解説付き。登録なしで始められ、結果は最後にメールアドレスかGoogleで保存できます。

玉手箱とはどんなWebテストですか?

玉手箱は、英SHL社の日本法人である日本エス・エイチ・エルの適性検査です。同社のサイトでは、現行版の玉手箱Ⅲを「ビジネスに必要な基本的な知的能力とパーソナリティをより短い時間で測定します」と説明しています。対象は新卒・中途の総合職で、能力検査の科目は言語・計数・英語です。

受検は自宅などのパソコンで行うWebテスト形式です。同じ日本エス・エイチ・エルのテストには、論理的読解と図表理解を測るGAB、IT職向けで暗号や命令表が出るCABもあります。招待メールのテスト名で、どれを受けるのかを必ず確認しておきましょう。

ビジネスに必要な基本的な知的能力とパーソナリティをより短い時間で測定します。

玉手箱の出題形式と問題数・制限時間は?

各科目にはいくつかの形式があり、企業がその中から選びます。一度出た形式は、その科目の最後まで続きます。下の表は、就活情報サイトのワンキャリアがまとめた問題数と制限時間の目安です。企業によって変わることがあります。

採点では、間違えた問題があっても点数は減らないとされています。わからない問題で止まるより、テンポよく答え続けるほうが有利です。

玉手箱の主な出題形式(出典:ワンキャリア「玉手箱」解説記事)
科目形式問題数制限時間
計数四則逆算50問9分
計数図表の読み取り29問15分
計数表の空欄の推測20問20分
言語論理的読解(GAB形式)32問(8長文×4問)15分
言語趣旨判定(IMAGES形式)32問10分
言語趣旨把握10問12分
英語論理的読解(GAB形式)24問10分
英語長文読解(IMAGES形式)24問10分

計数・言語・英語では何が問われますか?

計数はどの形式も電卓を使う前提のスピード勝負です。自宅受検のWeb版では電卓が使えるので、手元の電卓に慣れておくことがそのまま時間短縮になります。

  • 四則逆算:「□×0.6+14=50」のような式の□に入る数を5択から選びます。1問あたり約11秒です。
  • 図表の読み取り:表やグラフから、割合、増減率、合計などを読み取って計算します。
  • 表の空欄の推測:表の数値の関係から規則を見つけ、空欄に入る値を推測します。
  • 言語の論理的読解:長文を読み、設問の文が「本文から論理的に考えて明らかに正しい」「明らかに間違っている」「本文だけでは判断できない」のどれかを答えます。
  • 言語の趣旨判定:設問の文が本文の趣旨(筆者が一番言いたいこと)に合っているかを判定します。
  • 英語:言語と同じ判定を英文で行います。英語を課すかどうかは企業によります。
  • 性格検査:能力検査とは別に、仕事の進め方や人との関わり方についての質問に答えます。正解はないので、一貫性を意識して率直に答えましょう。
テストの言語このテストは5言語で受験できます

30問・36分、全問に日本語の解説付き。登録なしで始められ、結果は最後にメールアドレスかGoogleで保存できます。

玉手箱とSPIの違いは何ですか?

SPIはリクルートマネジメントソリューションズの適性検査で、玉手箱とは提供会社も問題の作りも違います。SPIは推論、損益算、速さなど幅広い分野が少しずつ出るのに対し、玉手箱は1つの形式を短時間で大量に解かせます。

そのため、SPIは出題範囲を一通り押さえる対策、玉手箱は形式ごとの解き方を体に覚えさせる対策が向いています。どちらが難しいかは人によりますが、玉手箱で苦戦する人の多くは時間切れが原因です。

玉手箱で点を取るための対策のコツ

  • 受ける形式を特定する:選考を通過した先輩の体験談や就活サイトで、志望企業の過去の形式を確認します。
  • 四則逆算は式を変形してから電卓を叩く:□を求める式に直してから計算すると、打ち間違いが減ります。
  • 図表は「何を何で割るか」を先に決める:割合の問題は、基準になる数(分母)を取り違えるのが一番の失点です。
  • 概算で選択肢を絞る:選択肢の差が大きければ、細かく計算せずに答えを選べます。
  • 言語は本文だけで判断する:常識や自分の知識で補わず、本文に書かれていることだけを根拠にします。
  • 時間を計って練習する:形式に慣れたら、本番と同じか少し短い時間で解く練習に切り替えます。

玉手箱の練習に使える無料テスト

PrepClubsには玉手箱そのものの模擬テストはありません。代わりに、同じSHL系の計数力と論理力を、時間を計って鍛えられる無料テストを日本語で用意しています。

SHL形式の無料テスト(Verify G+形式、30問・36分)では、表から割合や増減率を出す計数問題、条件から確実に言えることを選ぶ論理問題、図形の規則を見抜く問題を解けます。図表の読み取りのスピードと正確さを上げる練習にそのまま使えます。CABの法則性が出る人は、Raven式マトリックスの無料模擬テスト(23問・40分)で図形の規則を見抜く練習もしておきましょう。

どちらも登録せずに始められ、全問に日本語の解説が付いています。結果は最後にメールアドレスかGoogleアカウントで保存できます。

テストの言語このテストは5言語で受験できます

30問・36分、全問に日本語の解説付き。登録なしで始められ、結果は最後にメールアドレスかGoogleで保存できます。

玉手箱の例題(四則逆算・図表の読み取り・言語)

PrepClubsが玉手箱の形式に合わせて作ったオリジナル例題です。まず時間を計って解き、それから解説を読んでください。

例題1: 計数:四則逆算
□に入る数値として正しいものはどれですか。 □ × 0.6 + 14 = 50
  • A.21.6
  • B.36
  • C.60
  • D.64
  • E.106
正解と解説
C. 両辺から14を引くと「□×0.6=36」、両辺を0.6で割ると□=60です。36で止めてしまう、または36に0.6を掛けて21.6とするのがよくある間違いです。逆算では、最後に足したり引いたりした数から順に戻していきます。
例題2: 計数:四則逆算
□に入る数値として正しいものはどれですか。 125 ÷ □ = 0.25 × 20
  • A.5
  • B.25
  • C.50
  • D.100
  • E.625
正解と解説
B. 右辺を先に計算すると0.25×20=5です。「125÷□=5」なので、□=125÷5=25になります。右辺を計算せずに125÷0.25を考えると、500や625のような大きな数に引っ張られます。
例題3: 計数:図表の読み取り
表は地域別の売上高を示しています。2025年度の5地域の合計に占める関西の売上高の割合は何%ですか。最も近いものを選んでください。
北海道、関東、中部、関西、九州の2024年度と2025年度の売上高(百万円)を示した表
  • A.11.8%
  • B.25.8%
  • C.26.5%
  • D.28.4%
  • E.38.8%
正解と解説
C. 2025年度の合計は462+1,998+722+1,364+610=5,156百万円です。関西は1,364なので、1,364÷5,156≒0.2645、つまり約26.5%です。25.8%は2024年度の数字(1,240÷4,800)で計算した場合の値です。どの年度の列を使うかを、計算の前に必ず確認しましょう。
例題4: 計数:図表の読み取り
同じ表について、5地域の売上高の合計は、2024年度から2025年度にかけて何%増えましたか。最も近いものを選んでください。
北海道、関東、中部、関西、九州の2024年度と2025年度の売上高(百万円)を示した表
  • A.5.6%
  • B.7.4%
  • C.7.6%
  • D.8.0%
  • E.10.0%
正解と解説
B. 2024年度の合計は420+1,850+760+1,240+530=4,800百万円、2025年度は5,156百万円です。増加額は356なので、356÷4,800≒0.074、約7.4%です。地域ごとの増加率(10.0%、8.0%、マイナス5.0%、10.0%、15.1%)を単純平均すると約7.6%になりますが、売上高の大きさが違う地域の比率を平均しても、合計の増加率にはなりません。
例題5: 言語:論理的読解(GAB形式)
ある企業は、2025年4月から在宅勤務手当を導入した。手当は在宅勤務をした日数に応じて支給され、同じ日に通勤手当と重ねて受け取ることはできない。導入の目的は、在宅勤務で増える通信費や光熱費の負担を軽くすることにある。一方で、週の半分以上を出社する社員には、これまでどおり通勤手当が支給される。 設問:在宅勤務手当は、通勤手当より金額が大きい。
  • A.本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい
  • B.本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている
  • C.本文だけでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない
正解と解説
C. 本文には、2つの手当の支給条件と目的は書かれていますが、金額については何も書かれていません。そのため、正しいとも間違っているとも言えず、答えはCです。「在宅勤務を後押しする制度だから金額も大きいはず」と常識で補うと、Aを選んでしまいます。
テストの言語このテストは5言語で受験できます

30問・36分、全問に日本語の解説付き。登録なしで始められ、結果は最後にメールアドレスかGoogleで保存できます。

よくある質問

玉手箱の計数対策を、時間を計った練習から

表やグラフを使った計算、論理、図形の規則。SHL形式の30問を36分で解き、全問の日本語解説で復習できます。登録なしで始められます。

テストの言語このテストは5言語で受験できます