玉手箱対策:出題形式・例題・練習方法をまとめて解説
玉手箱は、日本エス・エイチ・エルが提供するWebテストです。新卒・中途の総合職の選考で広く使われ、能力検査は計数・言語・英語の3科目です。特徴は、1つの科目で同じ形式の問題が最後まで続くことと、1問あたりの時間がとても短いことです。対策の中心は、形式ごとの解き方を決めておき、時間を計って解く練習を重ねることです。このページでは出題形式の一覧、オリジナル例題4問と解説、今日から使える無料の練習テストを紹介します。
PrepClubs編集部 2026年10月22日更新
受検する科目と形式は企業ごとに異なります。計数は四則逆算・図表の読み取り・表の空欄の推測、言語は論理的読解・趣旨判定・趣旨把握のうち、各1形式が出るのが基本です。1問あたりの時間は形式によって約10秒から1分強しかないため、まず形式ごとの解き方を覚え、時間を計った練習でスピードを上げましょう。
玉手箱とはどんなWebテストですか?
玉手箱は、英SHL社の日本法人である日本エス・エイチ・エルの適性検査です。同社のサイトでは、現行版の玉手箱Ⅲを「ビジネスに必要な基本的な知的能力とパーソナリティをより短い時間で測定します」と説明しています。対象は新卒・中途の総合職で、能力検査の科目は言語・計数・英語です。
受検は自宅などのパソコンで行うWebテスト形式です。同じ日本エス・エイチ・エルのテストには、論理的読解と図表理解を測るGAB、IT職向けで暗号や命令表が出るCABもあります。招待メールのテスト名で、どれを受けるのかを必ず確認しておきましょう。
ビジネスに必要な基本的な知的能力とパーソナリティをより短い時間で測定します。
玉手箱の出題形式と問題数・制限時間は?
各科目にはいくつかの形式があり、企業がその中から選びます。一度出た形式は、その科目の最後まで続きます。下の表は、就活情報サイトのワンキャリアがまとめた問題数と制限時間の目安です。企業によって変わることがあります。
採点では、間違えた問題があっても点数は減らないとされています。わからない問題で止まるより、テンポよく答え続けるほうが有利です。
| 科目 | 形式 | 問題数 | 制限時間 |
|---|---|---|---|
| 計数 | 四則逆算 | 50問 | 9分 |
| 計数 | 図表の読み取り | 29問 | 15分 |
| 計数 | 表の空欄の推測 | 20問 | 20分 |
| 言語 | 論理的読解(GAB形式) | 32問(8長文×4問) | 15分 |
| 言語 | 趣旨判定(IMAGES形式) | 32問 | 10分 |
| 言語 | 趣旨把握 | 10問 | 12分 |
| 英語 | 論理的読解(GAB形式) | 24問 | 10分 |
| 英語 | 長文読解(IMAGES形式) | 24問 | 10分 |
計数・言語・英語では何が問われますか?
計数はどの形式も電卓を使う前提のスピード勝負です。自宅受検のWeb版では電卓が使えるので、手元の電卓に慣れておくことがそのまま時間短縮になります。
- 四則逆算:「□×0.6+14=50」のような式の□に入る数を5択から選びます。1問あたり約11秒です。
- 図表の読み取り:表やグラフから、割合、増減率、合計などを読み取って計算します。
- 表の空欄の推測:表の数値の関係から規則を見つけ、空欄に入る値を推測します。
- 言語の論理的読解:長文を読み、設問の文が「本文から論理的に考えて明らかに正しい」「明らかに間違っている」「本文だけでは判断できない」のどれかを答えます。
- 言語の趣旨判定:設問の文が本文の趣旨(筆者が一番言いたいこと)に合っているかを判定します。
- 英語:言語と同じ判定を英文で行います。英語を課すかどうかは企業によります。
- 性格検査:能力検査とは別に、仕事の進め方や人との関わり方についての質問に答えます。正解はないので、一貫性を意識して率直に答えましょう。
玉手箱とSPIの違いは何ですか?
SPIはリクルートマネジメントソリューションズの適性検査で、玉手箱とは提供会社も問題の作りも違います。SPIは推論、損益算、速さなど幅広い分野が少しずつ出るのに対し、玉手箱は1つの形式を短時間で大量に解かせます。
そのため、SPIは出題範囲を一通り押さえる対策、玉手箱は形式ごとの解き方を体に覚えさせる対策が向いています。どちらが難しいかは人によりますが、玉手箱で苦戦する人の多くは時間切れが原因です。
玉手箱で点を取るための対策のコツ
- 受ける形式を特定する:選考を通過した先輩の体験談や就活サイトで、志望企業の過去の形式を確認します。
- 四則逆算は式を変形してから電卓を叩く:□を求める式に直してから計算すると、打ち間違いが減ります。
- 図表は「何を何で割るか」を先に決める:割合の問題は、基準になる数(分母)を取り違えるのが一番の失点です。
- 概算で選択肢を絞る:選択肢の差が大きければ、細かく計算せずに答えを選べます。
- 言語は本文だけで判断する:常識や自分の知識で補わず、本文に書かれていることだけを根拠にします。
- 時間を計って練習する:形式に慣れたら、本番と同じか少し短い時間で解く練習に切り替えます。
玉手箱の練習に使える無料テスト
PrepClubsには玉手箱そのものの模擬テストはありません。代わりに、同じSHL系の計数力と論理力を、時間を計って鍛えられる無料テストを日本語で用意しています。
SHL形式の無料テスト(Verify G+形式、30問・36分)では、表から割合や増減率を出す計数問題、条件から確実に言えることを選ぶ論理問題、図形の規則を見抜く問題を解けます。図表の読み取りのスピードと正確さを上げる練習にそのまま使えます。CABの法則性が出る人は、Raven式マトリックスの無料模擬テスト(23問・40分)で図形の規則を見抜く練習もしておきましょう。
どちらも登録せずに始められ、全問に日本語の解説が付いています。結果は最後にメールアドレスかGoogleアカウントで保存できます。
玉手箱の例題(四則逆算・図表の読み取り・言語)
PrepClubsが玉手箱の形式に合わせて作ったオリジナル例題です。まず時間を計って解き、それから解説を読んでください。
- A.21.6
- B.36
- C.60
- D.64
- E.106
正解と解説
- A.5
- B.25
- C.50
- D.100
- E.625
正解と解説
- A.11.8%
- B.25.8%
- C.26.5%
- D.28.4%
- E.38.8%
正解と解説
- A.5.6%
- B.7.4%
- C.7.6%
- D.8.0%
- E.10.0%
正解と解説
- A.本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい
- B.本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている
- C.本文だけでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない