SHL適性検査(Verify G+)対策:例題・練習問題と日本での出題形式
SHL適性検査は、英SHL社とその日本法人である日本エス・エイチ・エルが提供する適性検査の総称です。国内の新卒・中途採用では玉手箱・GAB・CAB、外資系やグローバル採用ではVerify G+がよく使われます。Verify G+は計数・演繹・帰納の3分野を36分で測るテストです。PrepClubsでは同じ形式の30問を日本語で、無料で受験できます。登録せずに始められ、結果は最後にメールアドレスかGoogleアカウントで保存できます。
PrepClubs編集部 2026年10月23日更新
招待メールに「Verify」「G+」と書かれていれば、このページの対象です。問題は最大30問、制限時間は36分、選択肢は5つで、電卓を使えます。適応型のため、前の問題に戻ることはできません。「玉手箱」「GAB」「CAB」と書かれていれば、日本エス・エイチ・エルの国内向けテストなので、玉手箱対策のページを先に読んでください。
出典:SHL「Verify G+」ファクトシート、SHL受検者向けガイダンス
本番と同じ形式で、まず1回解いてみましょう
結果は最後にメールアドレスかGoogleアカウントで保存できます。
SHL Verify G+とはどんなテストですか?
Verify G+は、SHLが提供する一般知的能力(General ability、略して「G」)のテストです。SHLが公開している多肢選択版のファクトシートでは、問題数は最大30問、制限時間は36分とされています。計数・演繹・帰納の各分野からおよそ10問ずつ出題され、どの問題も5つの選択肢から1つを選びます。
大きな特徴は適応型であることです。それまでの解答の出来によって次に出る問題が変わるため、同じ企業を受けた人どうしでも問題はほとんど重なりません。一度答えた問題には戻れないので、1問ずつ確実に決めていく進め方が求められます。電卓は、受検案内に特に指示がない限り使えます。
SHLにはVerify Interactive G+という版もあります。最大24問を36分で解き、AからEを選ぶのではなく、ドラッグやタップ、数値の入力で答えます。スマートフォンでの受検を想定した形式ですが、問われる推理の中身は同じです。どちらの版を受けるかは招待メールに書かれています。
Verify G+で測られる3つの能力
レポートには分野ごとのスコアと、3分野を合わせた総合スコアが載ります。
計数(数値的推理)
表やグラフを読み取り、増減率、構成比、割合の逆算、為替換算、将来の予測値を求めます。SHL自身の例題でも、購読者数の表や輸入額の棒グラフが使われています。たいていは2から3段階の計算が必要です。
演繹(論理的推理)
短い条件文がいくつか示され、「必ず正しいと言えるものはどれか」を問われます。条件から確実に導けることだけを選ぶ力が試されます。条件をつなげる、あり得ない並び方を消す、「正しいかもしれないが確実ではない」選択肢を見抜く、といった作業です。
帰納(図形の法則性)
言葉を使わない規則の発見です。SHLの例題では、5つの箱の並びを見て次に来る箱をAからEから選ぶ問題や、図形の表の欠けた部分を埋める問題が紹介されています。回転と移動のように、2つか3つの規則が組み合わさっているのが普通です。
時間は全体で36分
SHLが公表しているのは全体で36分という制限時間だけで、分野ごとの時間配分も出題順も公開されていません。受検者の体験談では3分野が混ざって出てくるため、頭を素早く切り替えることも実力のうちです。
SHL適性検査の例題3問(解説付き)
PrepClubsの有料フォームから、そのまま3問を抜き出しました。本番と同じく5択です。まず自分で解いてから、解説を開いてください。
- A.1,030 CAD
- B.1,630 CAD
- C.2,010 CAD
- D.2,054 CAD
- E.2,185 CAD
- A.契約社員の中には教官もいる
- B.上級職員の中には教官ではない人もいる
- C.パイロットの中には契約社員ではない人もいる
- D.教官の中にパイロットは一人もいない
- E.パイロットの中に契約社員は一人もいない
- A.613ドル
- B.688ドル
- C.737ドル
- D.827ドル
- E.900ドル
SHL適性検査の種類:Verify G+と玉手箱・GAB・CABの違い
「SHLの適性検査」と言っても、受けるテストによって対策は変わります。まず招待メールのテスト名を確認しましょう。
| テスト | 提供 | 主な対象 | 能力検査の内容 |
|---|---|---|---|
| Verify G+ | SHL(グローバル) | 外資系、グローバル採用 | 計数・演繹・帰納(最大30問、36分) |
| 玉手箱Ⅲ | 日本エス・エイチ・エル | 新卒・中途の総合職 | 言語、計数、英語 |
| GAB | 日本エス・エイチ・エル | 新卒・中途の総合職 | 言語(論理)、計数(図表理解) |
| CAB | 日本エス・エイチ・エル | IT・技術職、デジタル人材 | 四則逆算、法則性、命令表、暗号 |
出典:SHL「Verify G+」ファクトシート、日本エス・エイチ・エル「SHLの適性検査(玉手箱Ⅲ・GAB・CAB・RAB)を徹底比較!」(2026年2月更新)。
日本でのSHL適性検査:どの企業で、どんな形で出るか
Verify G+が出やすい企業と選考の段階
国内で「SHLのテスト」と言えば、まず玉手箱・GAB・CABを思い浮かべる人が多いはずです。Verify G+が届きやすいのは、外資系の戦略コンサルティング会社や投資銀行、外資系の消費財・製薬・ITメーカー、そしてグローバル採用枠やジョブ型採用を設けている日系大手です。海外の本社やアジア地域の採用チームと同じ基準で候補者を比べたい企業ほど、玉手箱ではなくVerify G+を選ぶ傾向があります。
受検のタイミングは、エントリーシートの提出直後か、書類選考の通過後がほとんどです。自宅のパソコンで受けるWebテスト形式で、受検期限は案内メールが届いてから数日から1週間ほどに設定されるのが一般的です。面接の前に結果で絞り込まれるため、ここで落ちると面接にたどり着けません。
日本語版か英語版か
Verify G+には日本語版がありますが、どの言語で受けるかは企業が決めます。外資系やグローバル採用枠では、英語版が送られてくることも珍しくありません。英語版で特につまずきやすいのは計数よりも演繹で、「must be true」「cannot be determined」といった言い回しを瞬時に読み取れるかどうかが時間に直結します。
招待メールの言語が英語でも、テスト本体の言語選択ができる場合があります。迷ったら受検前に人事担当者へ確認してかまいません。言語を選べない場合は、練習の段階から英語版の言い回しに慣れておきましょう。
例題をもう1問:帰納(図形の法則性)
問題:5つの箱が左から順に並んでいます。黒い丸は箱ごとに時計回りで1つ隣の角へ移り(左上、右上、右下、左下、左上)、箱の中の線の本数は1本、2本、3本、4本、5本と1本ずつ増えています。6つ目の箱として正しいのはどれですか。A:黒丸が左上で線5本 B:黒丸が右上で線6本 C:黒丸が右下で線6本 D:黒丸が右上で線5本 E:黒丸が左下で線6本
正解はBです。5つ目の箱で黒丸は左上にあるので、時計回りに1つ進むと右上です。線は5本の次なので6本です。Dは黒丸の動きだけ、Cは線の本数だけを正しく追った選択肢で、規則を1つしか確認しないと選んでしまいます。Verify G+の帰納問題は、このように規則を2つ以上組み合わせ、誤答を「規則を1つだけ破ったもの」で作るのが基本です。
玉手箱の対策と並行するなら
同じ年に玉手箱とVerify G+の両方を受ける人は多くいます。玉手箱の計数(図表の読み取り)で身につけた速算は、Verify G+の計数でもそのまま役立ちます。一方、玉手箱は同じ形式の問題が続くのに対し、Verify G+は3分野が混ざって出るうえ前の問題に戻れません。玉手箱の練習だけで本番に臨むと、切り替えの速さで差がつきます。玉手箱の形式と例題は、玉手箱対策のページにまとめています。
Verify G+の採点方法と合格ライン
SHLは、企業が選んだ比較対象の集団(一般の社会人、管理職、新卒者など)の中での位置をパーセンタイルで報告します。レポートには総合のパーセンタイルに加えて、計数・演繹・帰納それぞれのパーセンタイルが載り、Tスコアやステンが併記されることもあります。
決まった合格ラインはありません。どのパーセンタイルを求めるかは企業が職種ごとに決めており、特定の分野を重視する企業もあります。練習の目標ははっきりしていて、36分で30問を最後まで、正確に解き切ることです。
PrepClubsの練習フォームは、問題が変わらない固定式です。点数は30点満点で出るので、前回の自分と比べて、どの分野が何点伸びたかがすぐにわかります。
SHLを導入している企業
SHLのテストは、新卒・専門職・管理職の採用で世界中の企業が使っており、性格検査のOPQと組み合わせて送られることもよくあります。受けるテストの正式名称は招待メールで確認できます。
SHL Verify G+の2週間対策プラン
1〜2日目:時間を計って1回解く
無料の30問を36分で解き、分野別の結果を見ます。3分野のうち1つだけが極端に低い人が多いので、どこで点を伸ばせるかがすぐにわかります。
3〜7日目:一番苦手な分野を時間無制限で
間違えた問題は解説を最後まで読みます。計数は電卓を叩く前に式を書く。演繹は条件ごとに確実に言えることを書き出す。帰納は選択肢を見る前に規則を1つずつ言葉にする。この3つを習慣にします。
8〜12日目:本番と同じ時間で解く
1日1フォームを36分で解きます。1問あたりの目安は約72秒です。2分を超えたら次へ進みましょう。本番では戻って解き直せません。
13日目:間違いの傾向を整理する
間違えた問題を種類別に分けます。基準年の取り違え、「必ず」の読み落とし、見落とした規則などです。どれも運ではなく、直せる癖です。
14日目:休む
使う端末、電卓、筆記用具とメモ用紙、静かな部屋を確認しておきます。前日にもう1回解くより、よく眠るほうが結果につながります。
SHL適性検査でよくある失点パターン
基準になる数字を取り違える
増減率は変化前の値を基準に計算します。後の年の値で割ってしまう、15%増を元に戻すのに15%を引いてしまう。計数で最も多い失点です。
「必ず正しい」に「正しいかもしれない」を選ぶ
演繹のひっかけは、たいてい「あり得るが確実ではない」選択肢です。その記述が成り立たない状況を1つでも作れるなら、正解ではありません。
規則を1つしか追わない
帰納の誤答は、それぞれ規則を1つだけ破るように作られています。先にすべての規則を見つけてから、選択肢を1つずつ消していきましょう。
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SHLのよくある質問
スコアは結果を教えてくれます。コーチは、次に何を練習すべきかを教えます。
テストのたびに、あなた自身の解答と所要秒数から作った短いプランが届きます。どのセクションで点を落としているか、どこで時間を使いすぎているか、そしてそれぞれを直すための演習まで。
数学:12問中11問正解、1問あたり31秒
20秒の制限時間で数学を演習しましょう。1回のテストで約2分が浮き、ミスの多いセクションに回せます。
同じ問題に正解した人の所要時間は20秒でした。
説明用のデータ
- 各セクションを正確さとスピードで分類し、それぞれに一つの改善策
- 時間を食った問題と、次回に守るべき時間のチェックポイント
- 急ぎすぎで失点している箇所と、推測して次へ進むべきタイミング
- テストを重ねるほど精度が上がる分析